矢野英雄先生 MEMORIAL

 

矢野英雄先生を偲び、思い出を広く知って頂くために、
「矢野英雄先生 MEMORIAL」を設けました。

Medical Nordic Walk
~ コロナ感染症時代におけるノルディックウォーク促進に向けて ~

『100歳までウォーキング』 前会長
日本ノルディック・ポール・ウォーク学会 前会長
日本ノルディックウォーク連盟 山梨県支部 前名誉会長
富士温泉病院  前名誉院長 矢野英雄

新型コロナウイルス感染症(covid-19)が流行する時代を迎えました。
夏の熱射病や冬のインフルエンザ、感冒が重なると更に拡大する危険性があります。
コロナ感染症が蔓延するウィズコロナの時代の安全なウォーキング実施概要が必要となりました。


ノルディックウォークは、三密を避けたところで行うウィズコロナ時代の最適のスポーツです。
「100歳までウォーキング」は、過去10年間股関節症など骨・関節障害ある人々が行った安全と安心のノルディックウォークの旅行会や講演会の親睦会でした。
しかし、ウィズコロナの時代ではこれまで唱えられてきた高齢者社会における「100歳までウォーキング」の展開の新たな検討が必要となりました。

「100歳までウォーキング」の会員およびご支援頂いた関係者の皆様に2本のポールで歩くノルディックウォークを楽しんで頂き、21世紀の「100歳までウォーキング」の会を推進するため、ここに「100歳までウォーキング」のホームページを開設いたしました。


富士温泉病院やノルディックウォーク連盟、ノルディック・ポール・ウォーク学会などノルディックウォーク推進に関わった皆様のご尽力のもとで「100歳までウォーキング」はメディカル・ノルディックウォーク(Medical Nordic Walk)として、骨・関節症や下肢運動障害、肥満や関節リュウマチ、心・循環器障害、更には脳梗塞や片麻痺、パーキンソン障害など多くの歩行障害者に歩く生活を回復するスポーツとして実施されてきました。 このトレンドは地球の重力障害に対抗した障害支援活動として、脳神経系障害やサルコペニアの筋力低下の予防、認知症やフレール障害の予防に向かう活動として展開され介護・福祉支援事業へ向かっています。


「100歳までウォーキング」の会員の皆さま、ステイホームの自粛生活でストレスに悩む皆様、ここに開設した「100歳までウォーキング」のホームページで、三密(密接、密集、密閉)を避け、ノルディックウォークを推進しようではありませんか!!


物理的な三密の障害を避け、
こころの緊密な連携を促進して
「100歳までウォーキング」のホームページを通じて
ウィズコロナ時代をノルディックウォークで楽しく乗り越えましょう!!

ウィズコロナ時代に向けて

左:『100歳までウォーキング』

右:股関節症、腰痛、膝関節症で入院中の患者様

 

矢野英雄先生へのお言葉

100歳までウォーキング
名誉会長 宮下充正 東京大学名誉教授
(一社)全日本ノルディック・ウォーク連盟会長

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会長 中澤公孝 東京大学大学院教授

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副会長 福崎千穂 中京大学教授

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諮問委員
太田 裕治 お茶の水女子大学副学長 教授

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杉山 篤 東邦大学医学部 薬理学講座教授

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藤城 有美子 駒沢女子大学人間総合学部 教授

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山本 澄子 国際医療福祉大学大学院 教授

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協力団体等
木村 健二 一般社団法人 全日本ノルディック・ウォーク連盟 本部長 (日本ノルディック・ウォーク学会)

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平部正樹 聖心女子大学現代教養学部

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松谷之義 全日本ノルディック・ウォーク連盟季刊誌(2021秋・冬号)

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矢野先生への追悼文(20210103〜20201214)
(患者さん、諮問委員の先生、関係団体等からの追悼文)

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宮下充正先生メモリアル

100歳までウォーキング名誉会長宮下充正先生は闘病中でしたが、令和7年1月3日に逝去されました。謹んでご冥福をお祈りいたします。
宮下充正先生はこれまでも100歳までウォーキングの体験旅行会などに参加いただきご挨拶と共に、会員の皆さんに気さくに声をかけていただきご指導をいただきました。

 

「100歳までウォーキング」前名誉会長
(一社)全日本ノルディック・ウォーク連盟前会長
東京大学前名誉教授 宮下 充正

今年86歳になります。100歳になるまでには、まだまだ長い年月が残っています。ところで、高齢になるとがんに罹る確率が高くなります。昨年は、7年前の前立腺がんに続いて、2つ目の膀胱がんとの対決に終始した1年でした。経尿道的膀胱生検術によって、3回にわたって膀胱に発生した腫瘍を切り取りました。さらに、再発を抑えるために膀胱内BCG注入術を毎週1回、計8回受けました。尿道を何度となく利用する治療でしたので、その副反応として尿道狭窄が発生してしまいました。そのため、2021年12月に、経尿道的内尿道切開術を受けました。その後、狭窄が進行しないようにと、尿道にバルーンカテーテルを挿入、設置された状態が年末年始をはさんで数週間続きました。

家にいるときは、尿を貯める袋にカテーテルをつなげば済みますが、外出するときは、カテーテルの先を栓で塞ぎ、尿意を覚えたら栓を開けて便器に流すという面倒がつきまといます。歩かなければ、歩けなくなります。歩けなくなってしまえば、「100歳までウォーキング」の名誉会長を務めることはできません。そこで、共用トイレのある近くの公園を、ポールを持って歩くことにしました。外周約500mの公園です。1周約1000歩、10分ぐらいかかります。そこをまず7周歩き、一休みして水分を補給して、後3周歩くように努力しました。幸い、ほとんど晴天でしたので、新型コロナワクチン3回目の接種日を除いて、毎日10000歩近く歩きました。

「100歳までウォーキング」の会員には私より高齢の方がおられるでしょうから、100歳で歩ける人をみんなでお祝いできるのを心待ちにしています。

 

就任時のあいさつ

今から10年以上も前に、「100歳までウォーキング」の会が立ち上げられました。世間で「人生100年時代」といわれ出したのは、ごく最近のことです。皆さんは、“先見の明”があったと胸を張っていえるでしょう。

老化は“しのび寄って”きます。立ち振る舞いが緩慢になる、物事が忘れやすくなるなど、徐々に感じるようになります。他方で、テレビや新聞、雑誌によって、老化を防ぐ方法が毎日報道されます。それらの知識から、たくさんの高齢者は、自分にあった方法を選択し、いろいろと対処していることでしょう。しかし、皆さんは、これまでの経験から、“歩く”ことこそが、不可欠であるとわかっています。

私自身についていえば、趣味として渓流釣りを楽しんできました。60歳ごろまでは、岩を乗り越え沢の奥深くまで釣り登りました。ところが、75歳を越えるころから、ちょっとした石につまずいたり、坂を滑ったりして転倒することが多くなりました。ですから、最近は足元を確め、ゆっくり沢を登るようにしています。このままでは、数年もしないうちに釣りに行けなくなると思い、筋肉を鍛える運動を週2日行うようにしています。足腰をしっかりさせるために両足で100㎏の重りを持ち上げたり、木の枝につかまって坂を登れるように40㎏の重りを両手で持ち上げたり、などの運動を数回反復します。

会員の皆さんも、外へ出て歩くだけではなく、家の中でも足腰を強くするため階段の上り下り、スクワットを、ポールがしっかり使えるように肩や腕を強くするためやや多いものを持ち上げる運動を、実践してください。“100歳”に近づくために欠かせないといえます。 「100歳までウォーキング」には、次の2つの思いが込められています。 ①ウォーキングを実践して100歳まで寿命を延ばす ②100歳になっても介助なしにウォーキングができる  残念ながら、100歳まで生きられないかもしれません。それは、いたし方ありません。しかし、努力しないで到達できないのでは、後悔することでしょう。

宮下 充正

宮下先生へのお言葉

100歳までウォーキング
会長 中澤公孝 東京大学大学院教授

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副会長 福崎千穂 中京大学教授

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