使う道具
2本のノルディックポール

メディカル・ノルディックウォークのすすめ |
2本のノルディックポールを使い、下半身の負担を軽減しながら、上半身も効率的に動かすことができる全身運動です。股関節症、膝関節症、腰痛症の方々にノルディックポールを使い、保存的治療を行い、個人個人のストレス解放と心身機能促進、体力向上と免疫向上を図る運動療法です。
使う道具
2本のノルディックポール
行う場所
自然豊かな公園や街中
膝などに負担がかかりにくく、股関節や膝などに障害があっても、どなたにも始めやすいのが特徴です。スポーツをしたことのない人も楽しみながら続けていくことができます。
弯曲ポールを使うことで「正しい姿勢」で歩くことができ、体に負担がかかりません。先天的・後天的に関節障害のある方や、足腰に自信が無くなってきた方にも最適です。
弯曲ポールを使うと上半身も効率的に動かすことができ、普通に歩くよりも運動効果があります。筋力維持やアップにももってこいです。また、免疫力アップにもつながります。
起立2足歩行の運動は生まれた時から身に備わった能力で成長とともに転倒しないで歩くことができるようになります。歩行運動はひとの本能に備わった重力に対する反射運動で成長ともに自然に学習して獲得します。
この運動は食物が胃に入ると胃液が出て消化運動することや、恐怖に襲われると一目散に逃げる驚愕逃避の運動を起こしますがこれは生存のために体に備わった反射運動と考えることができます。
つまり言葉を変えて説明すると歩行の大部分は脊髄が中心となって行う運動で大脳皮質が行う知的活動とは異なる体の反射運動が中心となっています。
歩行は四足動物の歩行から作られましたが骨盤が起立したひとの4足歩行は重力に対する活動が大きく変わりました。
四足動物は右手左足、左手右足が交互に体重を支えて歩きますが人は左右の足で体重を支えて歩くことから人は四足動物と違って左右の体重移動やバランス運動が大切となりました。
幼児期や高齢期には左右移動障害からしばしば転倒し、体を傷めることとなります。
女性の骨盤は産道を確保している特殊構造から股関節間の距離が長くなっていることから男性より女性の方が体重の左右移動が難しくなり、股関節や腰や膝を傷める頻度が増加します。
2本のポール運動はこのような左右の体重移動を支える有力な支えなり、股関節はじめ上肢、体幹、両膝や足の全身の運動障害を緩和します。
富士温泉病院で行ったこの10年間以下の股関節臼蓋形成不全症や股関節症、両膝関節症や腰痛症の患者さんのノルディックウォーク検討会のチャートの結果は以下の図譜のとおりです。
被験者1373人中で313人が6cm 弯曲ポールを選択しました。532人は5cm弯曲、410人が3cm 弯曲で、残り87名が弯曲なしを選択しました。
このような結果から大多数の方々に弯曲ポールが有効であると考えられます。
弯曲ポールで左右の体重移動がスムースになると歩行能力が向上し、股関節症、膝関節症、腰痛症が改善します。弯曲ポールはメディカル・ノルディックウォークの中心となるポールです。
弯曲ポール
左から 3cm 5cm 6cm
スタート前にローズガーデンでリラックス
ノルディックウォーク の前・後にストレッチを十分に
街中を気をつけて、メディカル・ノルディックウォーク
時々休憩をとることも大切
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